株式会社プラス・アルファ

一大ネットワーク企業構築を目指して

　将来的には、ネットワーク企業をつくっていきたいという。プラス・アルファ自身の社員数を数百人、数千人規模に拡大するのではなく、それぞれの目指すものに合わせて独立事業部的に起業してもらう。そして協力し合って仕事をすることができるグループ企業的な存在を増やしたいという考えだ。

「以前から、中小規模の会社が出資し合ってコントロールのための会社を作り受注窓口にするという方法はありましたが、あまりうまくいっていません。それは、需給バランスが崩れたときなどに意思統一ができず、仕事の奪い合いになってしまうからです。そのため、弊社の出身者同士、同じ意思を持った人の集まりとしてのネットワーク企業が作れればと考えています。プラス・アルファ自身は五〇人程度の企業だけれど、ネットワーク企業全体では大きな規模になる、というかたちです」と鵜飼氏は語る。

　そうした将来像に向かって、プラス・アルファは充実した人材を求めている。それは新卒学生だけでも、熟練の技術者だけでもないという。

「年齢、性別、学歴は重視しません。文系・理系も気にせずにどんどん来てほしいと思っています。ただし、会話ができる人ということが条件です。私の教育方針は、いずれトップに立てる人間になってもらうことです。私の次に社長になることもあるでしょうし、独立起業することもあるでしょう。夢の実現はきちんとフォローします」と鵜飼氏は語る。プラス・アルファは常に上を目指して努力する人材を求めている。